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重松清の本を読んだ記録
重松清の本について、このサイトに掲載した4記事をまとめました。記事の掲載順に並べています。全著作の一覧や、おすすめの順位ではありません。
定年ゴジラ
新しく造られた街へ、同じような年代の家族が一斉に移り住む。子どもたちは同じ頃に学校へ通い、親たちは同じ頃に働き盛りを迎える。そして何十年かたてば、住民は同じ頃に定年を迎え、街の建物や施設も同じように古くなっていく。
カカシの夏休み
それでも、表題作に出てきた「ダムに沈んだ故郷」だけは覚えている。帰りたくても、故郷そのものがもうない。その寂しさが、どこか自分と重なったのだと思う。
疾走
一人で生きたくない。ただ誰かにそばにいてほしい。その願いは、人間にとってごく当たり前のもののはずなのに、『疾走』の中ではあまりにも切実で、遠い。
エイジ
事件そのものと同じくらい、教室の空気が残っている。誰と仲がいいか。誰と少し距離ができたか。周りにどう見られているか。大人になって振り返れば小さく見えることが、あの年頃には1日の気分を左右する。