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『超人脳の作り方』を読んで · 読書の記録

考えることにも、まだ先がある――苫米地英人『超人脳の作り方』

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苫米地英人の本を、何冊か続けて読んでいた時期がある。『超人脳の作り方』について残っているのも、大胆な発想を面白く読んだ記憶だ。試したことの詳細や効果を、今ここで説明できるわけではない。

『超人脳の作り方』も、その中の一冊だった。正式な書名は『知的生産力が無限大にアップする超人脳の作り方』。題名からして、ずいぶん大胆である。

先に取り上げた『すごいリーダーは「脳」がちがう』と、手に取った理由や、読んで感じたことは近い。

脳や思考には、自分がまだ知らない可能性があるのではないか。今の能力や考え方を、そのまま限界にしなくてもいいのではないか。

当時は、そんな期待を持ちながら読んでいた。

本書についても、実践して成果を確かめることより、普段とは違う発想に触れる面白さが中心だった。何か試した記憶もあるけれど、具体的に何をして、どんな効果があったかまでは覚えていない。

論理を鍛えて、その先へ進むという話

本書の紹介を改めて読むと、論理的に考える力を鍛え、さらに著者のいう「超論理」の思考へ進む、という構成が見えてくる。トゥールミンロジックやパラレル思考法、自分の頭で考えるとはどういうことか、といった話題が扱われている。

本書が取り上げるトゥールミンロジックは、名前だけでも少し難しく感じる。

この本を読んだ当時の僕が、どこまで理解し、使えていたかは、今でははっきり言えない。細かな理論を覚えているわけでもない。

大胆な題名と、読む側の好奇心

「知的生産力が無限大にアップする」。

今、改めて見ると、強い言葉だと思う。

当時も、書かれていることをすべて理解し、疑問なく受け入れていたわけではない。本当だろうか、と感じる部分はあった。

それでも、先を読みたくなる。

日常の感覚では少し遠いところまで、話が進んでいく。その大胆さが、好奇心を刺激していた。

本の題名や紹介にある能力向上の言葉を、僕自身が確かめた効果として語ることはできない。何かを試した記憶はあっても、結果を説明できるほどの記憶はないからだ。

けれど、読んでいる時間の面白さは、それとは別に残っている。

今は、あの頃ほど熱中しているわけではない。それでも、自分の頭で考えるという、毎日しているはずのことについて、改めて興味を持った時間は覚えている。

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