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『すごいリーダーは「脳」がちがう』を読んで · 読書の記録

自分の限界は、まだ決まっていないのかもしれない――苫米地英人『すごいリーダーは「脳」がちがう』

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当時、僕の中で苫米地英人の本がちょっとしたブームになっていた。ここで振り返るのは、能力の可能性に惹かれて読んでいた時間であって、リーダーシップの方法や、その実践効果を紹介する話ではない。

一冊読むと、ほかの著作も気になる。脳や思考について、普段とは違う角度から語られる話に興味があって、何冊か続けて読んだ。

『すごいリーダーは「脳」がちがう』も、その頃に手に取った一冊である。

仕事に役立つものへの期待もあった。けれど、それ以上に惹かれていたのは、人間には、自分が思っているより広い可能性があるのではないかという感覚だった。

すべてを理解できたわけではない。本当だろうか、と思うこともあった。それでも、そういう話を読むことが面白かった。

「リーダー」よりも、「脳」が気になっていた

本書には「人を動かす3つの条件」という副題がある。リーダーシップを扱う本だが、僕の関心は、題名にある「脳」のほうへ強く向いていた。

具体的な方法を身につけることと、その可能性を感じることは別だと思う。僕にとっては、後者の面白さが大きかった。

本を読んだからといって、急に何でもできるようになるわけではない。実際に何を変えられたのかと聞かれると、簡単には答えられない。

大胆な話には、先を読みたくなる力がある

苫米地英人の著作には、僕の普段の感覚からすると、大胆に感じる話があった。

そこまで言えるのだろうか。

本当にそうなのだろうか。

そう思いながらも、続きを読んでしまう。疑問があることと、読む面白さがあることは、僕の中では両立していた。

ただ、当時感じた期待は、僕の読書の感想である。本の中で語られることが、そのまま科学的に確かめられた事実なのかという話とは、分けて考える必要がある。

熱中した時期が過ぎても

今は、当時ほど苫米地英人の本に熱中しているわけではない。

けれど、あの頃に感じた発想の刺激は覚えている。自分で決めている限界を疑ったり、物事を別の角度から見られないかと考えたりするときに、つながるものがある。

読んだ内容を、どこまで使いこなせたのか。

その点については、あまり立派なことは言えない。面白く読んだことと、実際にできることの間には、やはり距離がある。

それでも、可能性を感じながら何冊も読んでいた時間は、楽しかった。

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